7月1日 蟹座の新月と日食 [新月&月の満ち欠け]

本日7月1日17時53分頃に
蟹座で新月の配置になります。
西洋占星術では、新月に設定した目標は達成しやすいと言われます。
それはなぜか。
新月は、自我の目指す場所への意志である太陽と
感情を司る月が、重なる配置だからだと言われます。
また、月の満ち欠けが一度ゼロに戻って
新しいサイクルをスタートさせ、
満月に向かって引力を増大させていくエネルギーが働くため
新月にスタートした物事もまた、そのエネルギーの恩恵を受けると考えるのです。
新月のエネルギーは、新月後8時間以内がもっとも強いとされます。

新月生まれの人は、無から有を生む創造力を持つとされますが
真の自我の意志と、感情がぴったり合致しているので
自我の方向性と感情の間にぶれがなく、
迷うことなく物事を推進していくことができるのかもしれません。

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さて、今回の新月は、そんな中でも特別なエネルギーを持っていると考えられます。
私なりの解釈ですが、その理由は
①新月であると同時に、日食である。
②月の本来の星座、蟹座での新月である。
③活動宮で、ほぼグランドクロスに近い配置が形成され、そこに太陽と月が含まれている。
⑤太陽と月のサビアンシンボルが「最初のカッティング過程の大きなダイヤモンド」
⑤新月図で、4室(または5室)に木星が入っており、状態が良い。
⑥2011年7月1日が、数秘術で「3」にあたる日である。
ということからです。

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まず「新月であると同時に、日食である」ということについて。
日食とは、地球から見た時に、月が太陽を隠す現象です。
太陽と月の大きさが、地球から見たときに、ほぼ等しいことから起こる現象ですが
地球と月の公転軌道の傾きのずれがあるため
毎新月ごとに起こるわけではなく、年に約2~5回程度しか起こりません。
大抵、月の影は地球から少しずれたところを通るため、日食が起こらないことが多いのです。
そういう意味からも、
太陽(意志のエネルギー)月(感情エネルギー)地球(人間)が
ピタッと重なる配置となる日食は、
エネルギーの流れが変化して
節目になるというイメージが湧きやすいかもしれません。
通常の新月が、「秒針が回って節目にきたため分針がカチっと動く」感じとすれば
日食は、「分針が回って節目にきたため、短針がカチっと動く」
というイメージかもしれません。

新月図はこれから一か月間のエネルギーの流れを見る時に使いますが
今回の新月図は日食図でもあるので、
次の日食までの期間のエネルギーも見ることができます。
つまり、この日食図で起きたエネルギーの流れは
次の日食である、11月25日の射手座の新月まで続くということになります。

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次に、「月の本来の星座、蟹座での新月である」ということについて。
月は、本来の座である蟹座内では、本体の機能を発揮し、強くなるとされます。
強くなる、というのは、月のポジティブな面が出るということです。
「感受性の強さ」「敏感さ」「人情味」「同胞愛」「家庭」「優れた模倣性」「母性」
などのエネルギーが強く働くと予想されます。
これから、次の日食までの11月25日までの期間、
これらのキーワードが注目されるような流れが起こってくるかもしれません。
これらのキーワードが表すエネルギーに同調する事柄は進展していきやすい
と考えられるので、この新月には、是非そういう視点で
新しい行動目標を立て、物事をスタートさせていってください。

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「活動宮で、ほぼグランドクロスに近い配置が形成され、そこに太陽と月が含まれている。」
活動宮は非常にパワフルなサインです。
物事をスタートさせる大きな推進力を持つ活動の4サイン
「牡羊座」「蟹座」「天秤座」「山羊座」に天体が配置され
強力なエネルギーが発生すると考えられます。
明確な目的意識をしっかりと持つことで、このエネルギーを活用していけるでしょう。
太陽、月、土星、天王星、冥王星という顔ぶれからなるグランドクロス。
「自我と感情の動きが一体となって
目的に向かって時間をかけて努力し、どんな試練を乗り越えて、
古い因習を打ち破り、非常に大きな革命的な結果を残す」
というエネルギーとなりそうです。

自分の人生で、向上のための大きな変革を起こしたい人は
是非、今日の18時から8時間の間に
今まで明確にしてこなかった目的をはっきり定め
今まで踏めなかった一歩を踏み出してください。

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太陽と月のサビアンシンボルが「最初のカッティング過程の大きなダイヤモンド」
完全なもの(ダイヤモンド)に向けて、努力、訓練を開始する
ということを暗示するサビアンシンボル上で、新月が起きています。
これは、上記の、活動のグランドクロスと共通するものを感じます。
自分の持っている主観や才能の卵、つまり原石を
誰から見ても輝いてみえるダイヤモンドになるように、
磨きをかけて処理していく過程を表しています。
研磨されるという体験は、原石にとっては辛い試練となるかもしれませんが
この工程によって初めて、もやもやとした眠れる潜在能力が
現実として顕現してくるでしょう。
創作、技術に携わる人は、この新月を機に
自分の能力と技を、さらに磨き直してみるのが良いかもしれません。


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「新月図で、4室に木星が入っており、状態が良い」ことについて
これは、地域によっては、木星5室入室になります。
(関東では4室、関西では5室になっているように見受けられます)
4室は、蟹座の本来のハウスです。
基本的に家庭を表すハウスですが、そこに木星が入室し
ハードアスペクトで対立している「太陽・月」vs
「冥王星」に対して
60度と120度の角度をとってエネルギーを調停しています。
蟹座の新月とあいまって
家庭、帰る場所、同胞仲間、チームワーク、地域社会などが幸せのありかになり
試練を乗り越えていくための支えになってくれる、と取れそうです。

また、木星が5室にある場合(西日本)
上記のサビアンシンボルなどと併せて、
「創作活動、レジャーにおいて、能力を磨き上げて行くこと」
「創作、趣味において、模倣による訓練を開始すること」
「子育てに楽しく真剣に向き合うこと」
などが、開運の鍵になるとも読めそうです。
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「2011年7月1日が、数秘術で「3」にあたる日である」ことについて。
数秘術で「3」は
感受性を生かして、湧きあがる表現力を世に送り出していく力を示します。
3は、父と母から子が生まれる力を表し
タロットでは、豊かな生産力を表す「女帝」のカードにあたります。

創造的なもの、生み出すことすべて、育むこと
表現的なもの、感性を生かせるものすべてに
力を与えてくれる日となりそうです。

これも、蟹座のテーマと共通点が多くなっており、注目しています。
4室か5室に在住する木星のポジションから考えると
家庭の中で、子や愛を、豊かにと育んでいくエネルギーとも取れますし
表現力を育んでいけるエネルギーとも取れます。
趣味としての創造力、表現力を楽しみながら磨いていくのが良い
という解釈もできます。

表現の力を磨いていくには、見てくれる相手が必要です。
その相手に見てもらいながら、少しずつ表現力を伸ばしていき
いずれは社会に通用していくものに磨かれていく。
手塚治虫は子供の頃、妹とクラスメイトに見せるために
毎日せっせと漫画を描いていたといいます。

この新月を機に、家庭や仲間、趣味といった身近なところで
表現力を磨いていくと、やがてその才能は
ダイヤモンドのように光輝いてくるかもしれません。

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■ちょっとした新月のおまじない■

蟹座の新月ということで
18時以降の夜、白い服、真珠やシルバーのアクセサリーをつけ
蟹座が支配する北の方角にて
水で満たしたカップを目の前に置き
この新月からスタートさせて、叶えたい夢を
ノートに書きしるしていきます。
「金銭面」「愛情面」「健康面」「技術面」「仕事面」
の項目について、手に入れたいものを書き
それが手に入った様子を、できるだけありありと思い浮かべましょう。
色、臭い、味、手触り、音などを手掛かりに想像すると
より具体的なイメージが湧きやすくなります。


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