●天使の様な人。になる条件。
天使と言うと、
昔の絵画などから小さい子供を連想されるかたも多いかと思います。
しかし、
天使の様な人。となると子供ではありません。
また、天使の様な人。には男性も女性もなれますし、
どんな年齢の方も、天使の様な人になれます。
つまり、これを読んでいる貴方も、天使の様な人になれるという事です。
では、
天使の様な人。になる条件。とは何でしょうか?
ある時、一組のカップルを占った時の事です。
男性は30歳。女性は36歳の方でした。
つまり6歳年上の彼女です。
二人は近々結婚するというカップルでした。
6歳年上の彼女は、特に美しいという感じでは無かったのですが、
男性は彼女の事を、「天使のような人」と形容したので、
つい好奇心から、「どんな所が?」と聞いてみました。
すると、
男性は、こんな事を言ったのです。
「以前、仕事が上手く行かず、とても悩んでいた時期があったんです。
そんな時、
彼女は、余計な事は何も言わないで、
ただ黙って僕のそばにいてくれたんです。」
「それだけ?」
「はい。それだけですが、
私には、彼女の存在が、天使の様に思えました。」
他にも、こんな話があります。
ある父親が腎臓がんになり、余命3ヶ月で入院していました。
彼には3人の娘さんがいて、代わる代わる頻繁にお見舞いに来ていました。
ところが、父親は担当の看護師さんに、
一番下の三女は天使の様な子。と表現するので、
「どうして?」と聞くと、
父親は、こう言いました。
「長女も次女も、とっても良い子で、
来ると、家の様子や出来事などを話してくれたりしてくれるんだけど、
三女がお見舞いに来た時は、なんかとっても癒されるんだよね。」
それを聞いた看護師さんは、
それから3人の娘さんがお見舞いに来た時を、注意深く観察したそうです。
すると、長女や次女が来た時に、耳を澄ますと、
確かに、事細かく今の家の様子や、会社での出来事などを離す彼女たちの声が聞こえます。
しかし、三女がお見舞いに来た時でした。
いくら耳を澄ませても、三女の声は余り聞こえません。
むしろ、父親の声だけが聞こえる時の方が多かったと言います。
つまり、三女は、お見舞いに来ても、自分からは何も言わず、
黙って父親の隣に居て、
ただ父親の言う事の聞き役になっていたのです。
余命を宣告された人は、どんなに強い心の人でも、
心の隅には、弱音を吐きたかったり、愚痴をこぼしたかったり、
病院の不満や治療の苦痛などがあるものです。
それに、これから死にゆく人は、間違った事を言ったり、
理不尽な事を言ったりもするでしょう。
それに対して、余計な反論はせずに、黙って聞いてあげる。
そんな三女は、父親にとって天使のような存在に思え、癒されていたのです。
私達は、余命を告げられた患者のお見舞いに行く時、
どんな事を話したらいいのか、どう接したらいいのか悩んでしまいますが、
その看護師さんいわく、
余計な反論はせずに、時々手を握ってあげたりして、
何も言わず黙ってそばで愚痴を聞いてあげる。
そんな聞き役のお見舞いが、どんなにか患者を癒すか分からないと言います。
つまり、2つの例からも分かるのですが、
天使の様な人。になる条件。とは、
余計な反論はせずに、
黙ってそばに居て聞いてあげる。聞き役に徹する事だったのです。
天使の様な。になる条件。は何も人間だけに限りません。
貴方が泣いている時、
そんな貴方の側に来て、
何も言わず、黙って寄り添ってくれる貴方のペットを、
天使の様に思えた事はありませんか?
そんなペットは、貴方を癒す、天使かもしれませんね。
最後に、
以前、実在する天使の様な人を2人書いた事がありますので、
時間のある方は、読んでみてください。
●今、辛い思いを沢山体験をしている理由
https://ameblo.jp/hirosu/entry-12346122241.html
●心の障害者
https://ameblo.jp/hirosu/entry-12458385529.html
END