●未浄化霊とストーカーの共通点。
未浄化霊とは、いわゆる成仏していない霊、
例えば、地縛霊とか浮遊霊の事です。
その地縛霊とか浮遊霊が、ストーカーと似ているとはどういう事でしょうか?
まず、地縛霊と浮遊霊ですが、
私達のほとんどの人は、一生を通じても地縛霊や浮遊霊を見ない事でしょう。
なぜなら、地縛霊や浮遊霊側にも、選ぶ権利があるからです。
つまり、誰でも見れるというものでは無いという事です。
では、地縛霊や浮遊霊を見てしまう人の選ばれる基準とは何でしょうか?
それは2つあります。
①■1つは、その地縛霊や浮遊霊と波長が合う人です。
霊能者いわく、
その地縛霊や浮遊霊と親戚関係にある人や先祖関係にある人、
元同僚、元恋人や元親友などは、比較的波長が合いやすいと言います。
そして、特に合いやすいのが、その地縛霊や浮遊霊になるきっかけを作った人、
つまり、生前、その人を殺した人ですね。
②■そして、もう1つは、
その地縛霊や浮遊霊がそれぞれ持っている要求に答えてくれそうな人や、
欲求を満たしてくれそうだと思える人を選びます。
例えば、失恋して自殺した霊なら、
誰でもいいという訳では無く、
ちょうど今、失恋したばかりで泣いている人なら、自分の事も分かってくれるだろう。
話を聞いてもらいたい。となり、
しかも、元親友なら、いきなり行ってもすぐに話を聞いてくれるだろう。となる訳です。
元親友じゃなくても、霊感が鋭い人や、霊が見えるという人なら、
話を聞いてもらいたい。と寄ってきやすいのもそれが理由です。
こうして、一度霊と波長が合ってしまうと、かなりしつこくなります。
実際に霊を目撃してしまうのも、この時が多いでしょうし、
金縛りになったり、夢の中に出てきたり、怪奇現象が起きたりします。
身内の場合や親戚、子孫の場合、
なぜ身内なのに分かってくれないと霊障となる場合もあります。
そうなると、普通は夜中にしか現れない霊も、昼間に現れたりします。
では、ストーカーはどうかというと、
私達も滅多にストーカー被害には遭いません。
なぜなら、ストーカー側にも選ぶ基準があるからです。
誰でもいいという訳では無いのです。
その基準は2つあり、
①■まず、波長が合う人です。
特に元同僚、元恋人や元親友などは、比較的波長が合いやすく、
一度はお互いに気が合った相手である事が多いです。
そして、特に合いやすいのが、元交際相手です。
つまり、自分を失恋させた人ですね。
②■そして、もう1つは、
ストーカーが持っている要求に答えてくれそうな人や、
欲求を満たしてくれそうだと思える人を選びます。
こうして、一度波長が合ってしまうと、かなりしつこくなります。
そうなると、普通は家にしか現れないストーカーも、仕事場に現れたりします。
さて、未浄化霊とストーカーを比べた時、
両方とも選ぶ基準が2つありますが、
①は、私達にはどうする事も出来ない基準です。
なにしろ、親戚や元恋人を無かったものには出来ないのですから。
そうなると、私達がどうにか出来る部分は基準②の部分です。
つまり、「欲求を満たしてくれそうだと思える人を選ぶ」という部分です。
逆に言えば、
この「欲求を満たしてくれそうだと思える人を選ぶ」という部分を防げれば、
未浄化霊もストーカーも、防げるかもしれません。
まず、未浄化霊ですが、
欲求を満たしてくれそうだと思われない様にするには、
「私には何も出来ません。」と訴える事です。
実際に口でそう言うと、半分の未浄化霊は去ってくれますが、
残り半分は、そんな事無いだろうと、まだつきまとって来るでしょう。
そんな時、未浄化霊の欲求を満たす部分を解消する事で、
つきまといから逃れる事が出来ます。
例えば、失恋して自殺した霊が、貴方が失恋して泣いているので、
きっと分かってくれるだろうと近づいて来たのなら、
貴方が失恋から早く立ち直り、失恋を無かったものと忘れたり、
新しい恋人を作る事によって、
未浄化霊の分かってくれるだろうという欲求部分を消す事が出来、
それが未浄化霊からのつきまいといを解消出来る事が出来る訳です。
また、霊感が強いから聞いてくれるだろうと寄って来る未浄化霊の場合も、
霊感の力を弱めたり、霊感の力をオフにする事で未浄化霊の欲求部分を聞けなくなり、
未浄化霊からのつきまいといを解消出来る事が出来きます。
そして、ストーカーのケースですが、
これも、②の基準、
「欲求を満たしてくれそうだと思える人を選ぶ」という部分を防げれば、
ストーカーも、防げるかもしれません。
具体的に言うと、
それぞれストーカーにも、独自のポリシーがあるものです。
例えば、独自の女性を選ぶ美的感覚だったり、性格だったりがあるはずです。
それが、「欲求を満たしてくれそうだと思える人」の基準だったりするのです。
つまり、髪の長い人が好きだったり、顔が好みだったりして、
貴方を選んでいるはずです。
逆に言えば、この「欲求を満たしてくれそうだと思える」部分を変える事で、
ストーカーの基準から外れて、ストーカー行為が無くなる事があるのです。
例えば、私が扱った電話相談の例では、
ストーカーされて困っているという女性に聞くと、
その彼氏は、髪の長いアイドルが好きだというので、
彼女に髪を短くしてみたら。とアドバイス。
すると、ストーカーされなくなったと言います。
このケースでは、元彼の美的基準が髪の長さだった様です。
また、ある女性には、元彼の前でタバコを吸ってみたらとアドバイスしました。
と言うのは、彼のブログを読むと、タバコを吸う女性は最低だという記述があったので、
そのタバコを吸う女性になる様に言ったのです。
すると、それを目撃した翌日からストーカーされなくなったと言います。
時々相談者の方に言うのですが、
今付き合っている彼氏と別れたいなら、
彼氏が理想とする美しい女性のままで別れるよりは、
思いっきり嫌われる部分を見せてから別れる方が、
ストーカーにならないでいいですよ。って言っています。
ついでなので、
最後にもう1つ、
ストーカーについて注意する事があるので、それを付け加えて今日は終わりにします。
ストーカーで、一番怖いのが、殺人です。
ただのストーカーなら、つきまといだけですが、
殺人となると、話は別です。恐怖以外のなにものでもありません。
実は、ただストーカーが殺人者に変わるきっかけの1つがあるのです。
実際に起きた例をあげて説明いたしましょう。
ストーカーという言葉が、世に知られる様になったのは、
今から21年前に起きた桶川ストーカー殺人事件です。
一人の女子大生が、友人と一緒にゲームセンターに遊びに来た時でした。
そこで一人の男性と知り合います。(A男とします)
A男は、当初彼女に、自分は外国車のディーラーだと名乗りました。
しかし実際には、ファッションヘルスなどの風俗店を7店舗経営する裏の実業家で、
彼女に言った名前も偽名で、年齢も3歳若く言っていました。
二人は、週に一度ドライブに行ったり、食事に行ったりする関係でしたが、
そのたびに、 A男は彼女にブランド品や高級な洋服をプレゼントしました。
しかしある日、ドライブデートしていた時、
車のダッシュボードの中から、A男の本名が書かれたクレジットカードを見つけます。
また時々見せる怒りやすく情緒不安定な部分や、ガラの悪い友達がいたり、
束縛が酷くなったりした事で、彼女が不安を覚え別れを決心します。
しかし、それを彼氏に言うと、拒否するだけでなく、
ストーカーになる様な最低男がよく言う言葉を言います。
それは、
「俺に逆らうなら、
今までプレゼントしたブランド品や洋服を全部返せ!」
彼女を親は、警察に相談しますが、警察は何もやってくれませんでした。
その後、A男は彼女の家に仲間とおしかけたり、無言電話したり、脅迫しました。
彼女と両親は、その後A男の要求通り、
今までプレゼントされたブランド品や洋服を全部A男に送り返します。
しかしA男は、嫌がらせを止めず、むしろエスカレートさせます。
彼女の顔写真と電話番号を書いた「大人の男性募集中」というチラシを沢山作り、
高島平団地の郵便受けにばら撒いたのです。
そして、彼女の父親を批判するビラを父親の勤務先や本社に送付したりもしました。
警察に被害を相談しますが、警察は何もしませんでした。
やがてA男は、風俗店店長で元暴力団の男に彼女の殺人を2000万円で依頼します。
そして殺人実行の日に、A男はアリバイ作りの為に沖縄に飛びました。
殺人は元暴力団の男ら4人が実行、彼女は殺害されてしまったのでした。
その後最初に風俗店店長で元暴力団の男が逮捕され、
芋づる式に他の実行犯3人も逮捕されます。
しかし、肝心のA男は、北海道に逃げてしまいます。
裁判では、風俗店店長で元暴力団の男が無期懲役。
他の3人は懲役15年。
そして、相談された警察署の3人に執行猶予付きの有罪判決が下された。
A男は、北海道に逃げた後、屈斜路湖において水死体となって発見された。自殺とみられる。
これがこの事件の顛末である。
実は、裁判で明らかになったのだが、
A男が彼女を殺そうと思ったきっかけがあった。
それは、
A男が風俗店店長で元暴力団の男に彼女の殺人を2000万円で依頼したのが、
彼女が今までプレゼントされたブランド品や洋服を
全部A男に送り返した翌日だったのである。
つまり、A男が彼女の殺害を計画し始めたのは、プレゼント返送の翌日からでだったのだ。
私がよく相談者の方に言うのだが、
交際相手から、「今までプレゼントした物を全部返せ!」と言われたら、
素直にその言葉通り返さない方がいいと言っている。
なぜなら、その瞬間、殺人者に変わってしまう事がよくあるからである。
実は、上の事件では、A男は彼女にこうも言っていた。
「今までプレゼントした洋服代として100万円払え。」
もし、全部返品ではなく、100万円払っていたら、結果は変わっていたと思う。
なぜなら、これを自分の立場として考えてみてください。
貴方が彼氏に50万円のスーツを買ってあげたとします。
その後、彼が一方的に別れを言ってきて、50万円のスーツが返品されたらどうでしょうか。
貴方は50万円のスーツを自分で着ますか?
フラれたあげく、50万円の大損ですよね。
貴方は仕事から帰宅すると、その返品された50万円のスーツを毎日見る訳です。
そのたびに悔しさと憎らしさが膨らんでいく事でしょう。
しかし、50万円現金で返されたらどうでしょう。
これはかなり精神的にも違う結果になるのです。
つまり、ストーカーには、プレゼントは返さない。
返せ!と言われたら、お金で返す。
心に止めておいてください。
END