裏に回れる神社は
数多くあります。
たとえば、こちらは
壱岐の少弐神社。
右手になにか石碑がありますね。
ちょっと右に回って様子を
見に行く人も多いでしょう。
右から裏に廻ることを
うながす神社は、
「陽の神社」
です。
陽のエネルギーの神社ってこと。
本殿裏に、右から反時計回りで入ると、神社の土地から天へエネルギーが上がっていく。
「この願い天まで届け~」でもあるし、社殿の神様も天に昇っていきます。
中には、左からしか裏に廻れない神社もあります。
たとえば写真ではわかりませんが、この神社がそうでした。
壱岐の某神社ですが、左手は芝生、右手は詰まって通れない構造でした。
その場合、本殿裏に行くには
左手から時計回りで入るしか
ありませんが、これは陰の神社。
地の底へ降りていきます。
地の底=自分の過去と向き合い、
縁切りしていくのを促します。
仏教的に言えば、過去の因縁を断ちきるのです。
陽の神社は未来創造の縁結び、
陰の神社は縁切りで過去の再編成ですね。
そして参拝者は
右から裏へ回るのか、
左から裏へ回るのか、
意識することはありません。
ごく自然に誘導する
構造になっています。
「え? どちらからも
裏に回れる神社
はどうなのかって?」
台湾の寺院だと、
必ず右から裏へ回る
風習がありますが、
神社にそれはありません。
未来創造の縁結びを
したいのか、
過去を見直して縁切り
したいのか、
お好みでどうぞ☆
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