https://www.mottainai-kitchen.net/

 

 

 

 

↑ 
こちら、”もったいないキッチン”を見に行ってきました。


08/08、

昼の銀座には人があふれ、
”え?! もうこれはだいぶ”通常運転なのでは?”
と思うほどに賑わいを見せていたのが銀ブラの聖地、
銀座4丁目の交差点を中心とする周辺界隈。

その真裏に人知れずしれっと存在している
単館系の映画館でこちらを鑑賞。

もちろんこれ系のドキュメンタリーとかノンフィクション系の作品は大好物ですが、

公開初日に行く!とかは普段なくて、これもそれも”先日のホニャララLIVEに出てくださった、
出張料理人(?)ソウダルアさんがこちらに出演されている”から。

(自称:ご縁を大切にする人 ゆじ)

 

 

 

 

この↑ルアさんの登場する作品をみると”相当ココロが洗われる”感じを受けます。


今回の映画もシャーマン・ソウダルアさんが出ているだけのことはあり、

同質の、すばらしいvibesに包まれたものでした。

 

「食」という最も我々に身近なもの、行為。
 
衣食住の一角であるにもかかわらず、

いや、そうだからかなのかはわかりませんが、

そんな”エッセンシャルなもの”だからこそおきがちな
「過剰包装・過剰生産・過剰な賞味期限のピリピリ(!?)」等々、

業界に山積みとなっているいろいろな問題・課題に対して、
主に主人公・体験者の2人が切り込み・踏み込み、
”きっと私たちですらも知らないことの数々・数字・リアリティ”を

現地・現場の取材を通してみせてくれる。

日本各地をまわるカメラがとらえた風景・光景に、

鑑賞中は終始、ココロが痛かったり、ココロ摘まれるようだったり、

ココロがほわっとしたり、

うむうむってうなづきまくったり・・・。

 


虫食、フードロス、野草を食べること、
過剰包装、炊き出しのこと等々。

その紹介分野は本当に多岐にわたり、

鑑賞中、私たちを飽きさせません。


同じ国に住んでいながらしらないことがこうもたくさんでてくるのか、と。

時に憤りながら、時に感動を覚え、時に虚しさが胸中でイガイガする・・・
そんなフィーリングを私たち、見るものは覚えるかも?!という作品で、

終始・”考えさせられる”良作品だといえるのではないでしょうか。

 

全国を回りながら、食にまつわる、
”私たちも詳しくは知らない・なんなら人によっては知りたくもないこと”に

がっつり斬りこんでいくドキュメンタリー作品。

それがこの”もったいないキッチン”で、
この作品がもつ、”社会的な意義・今の社会の現状を知っておく責任と義務”を考えると、
これは”映画館で1800円出してみる作品ではなくて、
国民全員が、なんなら小学・中学・高校で見るべきものなのでは?”と、鑑賞後に強く感じました。

どれだけこの状況に”当事者意識”をもてるか。

そしてそれをするだけの想像力の”余白”が今の忙しい現代社会にはあまりないのかもしれません。

でも、コロナなるものが登場して”余白”ができたり、
システム全体をつくりなおしていけるような、
良い機会をあたえられている今だからこそこの作品が伝えてくる現状やリアルを”見るべき”・”知るべき”ことでは、
と思った次第です。

 

単館系ゆえ、鑑賞可能な劇場はそれほどはないかもしれませんが、
機会があれば、是非ご覧いただきたいなと思いました。

 

いわゆるハリウッド系等のエンタメ作品とは全く違う路線のものですが、

いろいろな意味で”泣ける”作品間違いなしです。