●ついて来る霊と、ついて来ない霊。
こんな相談が来た事があります。
「いつも通勤している途中の家で殺人事件があり、
その家の前に献花台が置かれて、多くの人が花を供えたり、
人形を供えたりしています。
私も面識は無いのですが、いつもその家の前を通っているので、
それも何かの縁かと思い、花を供えようと思っていたのですが、
同僚に、知らない人の供養をすると、
家について来るわよ。と言われて、止めました。
本当にそういう事はあるのでしょうか?」
さて、もし、貴方が友人にそう相談されたら、
なんと答えますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
知らない人の供養をすると、
家について来るわよ。と言われて、止めました。
本当にそういう事はあるのでしょうか?
その答えは、
家について来る事が、あります。
ただし、上の相談の場合は、
家について来ない。でしょう。
「えっ、いったいどっちなの?」
って言われそうですよね。
基本、こう考えてください。
亡くなった霊は、亡くなってから49日間は、自宅の近くにいる。
つまり、上の相談の様に、家の前に献花台があるという状況は、
多分、亡くなってからそう日にちは経っていないと思われます。
だから、その亡くなった人が貴方の知らない人でも、
供養しても家にはついて来ない。と言えます。
特に、亡くなった直後の霊って、悲しくもあり、自分がどうなったのかも分からず、
そんな供養してくれた見も知らない人に興味を持つ余裕も無いはずです。
では、どんな時が、
家について来るかと言うと、
まず、以下の条件が重なっている場合です。
■亡くなって、50日以上経っている。
■亡くなった人が、貴方の知らない人。
■亡くなった人の生前の性格が、
人嫌いとか、対人恐怖症とか、他人に興味が無い。とかでは無い。
(逆に生前、とても社交的だったとか、他人にサービス精神が旺盛だったとか、
という場合は、ついて行きやすいとも言えます。)
気を付けたいのは、どんな場所か、例をあげると、
■例えば、山登りした時など、見知らぬお墓を目にして、
誰も墓参りに来ていない様なので、可哀想と思い手を合わせてあげる。
■たまたま踏切を通った時、隣に座っていた友人が、
かつてこの踏切で飛び込み自殺があったんだよ。と聞いて、
車内から手を合わせてあげる。
■墓参りに行った時、無縁仏の墓があったので、手を合わせた。
■心霊スポットに行った時に、手を合わせて、成仏を祈ってあげた。
では、なぜついて来てしまう事があるかと言うと、
①■まず、多少霊感がある人や霊能者の場合、
もっと話を聞いてもらいたいと思い、ついて来てしまう。
②■その亡くなった人と、同じような悩みを持っているとか、
同じマイナスのエネルギーを持っている人に、自分を重ねてしまい興味をもたれる。
③■最近、誰も見向きもしてもらえない中、貴方に供養され、
嬉しく思い、ついて来てしまう。
④■その場所にあった物を、拾ってきたとか、盗んだとか、
その場所にあった花瓶などを蹴ったとか、壊したとかして、
霊の怒りをかってしまう。
という理由が考えられます。
まあ、ついて来ても、上の④■以外の理由なら、
そんな悪さはしないかと思うので、しても
変な臭いがするとか、ラップ音がする程度が多いかと思います。
最後に、
「あっ、なんかついて来ちゃったかな。」
と感じた場合の対処法を書いておきましょう。
①まず自宅に、ついて来てしまった霊の為に、
机の上や棚に、「無縁の霊へ」と書いた紙と立て、
②その前にコップ一杯の水を置き、お線香を1本焚きます。
③「今日から3日間、貴方の為にお祈りいたします。
どうか、成仏なさってください。
私はこんな事しか出来ません。
どうか、3日後には、元の場所に戻るか、光の方へお進みください。」
と言いながら、手を合わせてあげます。
④3日間祈ってあげたら、あとはもう普通通りでいいです。
コップは捨ててもいいし、使ってもいいです。(灰・紙は捨てます。)
END