キロンと天王星のオポジションの続きです。
記事タイトルの「仕事が心の傷の救いになるタイプの人」の
アスペクトは、蟹座のキロンと山羊座の天王星の
オポジションです。
リンク記事は、キロンと天王星のオポジションは、
サイン(星座)によって内容が異なります。
蟹座のキロンは、簡単に言えば心の中で傷が次第に
膨らんでいきます。
内側で傷が蠢けばいたたまれませんから人は、何らかの
アクションをするでしょう。
その矛先が山羊座の天王星の場合は、天王星の独創性が
現実の社会(一般的には仕事)に向かっていきます。
心の傷と社会的な活躍が相互に影響し合います。
しかし蟹座のキロンにしても山羊座の天王星にしても
それぞれにハウスや他の異なる天体や感受点とも
アスペクトを持っていることが多々あります。
そうなると蟹座のキロンの傷が膨らむ勢いと
それを仕事で隠している山羊座の天王星の力関係は、
どのようなものになるのかは、人それぞれになります。
心の傷とそれを隠している仕事のバランスは、ホロスコープ
次第で変わります。
隠すと言うと嫌な印象ですが、心の傷が原動力になって
仕事を頑張っているとも言えます。
どちらにしてもトランジットの影響等で蟹座のキロン心の傷が
仕事(山羊座の天王星)よりも膨らんでしまうと、それまで
仕事の原動力になっていたものが仕事を辞めてしまう原因に
なってしまうこともあるのです。
オポジションは、相互作用が働きますから本人自身が
それに対応出来ている間は前進する力になります。
しかし無限に成長すること、生産することは、出来ません。
形式上それを可能にするためには、バランスが変わる局面で
様々な創意工夫が必要になります。
しかしこれは完全に心の問題ですから、早々簡単に対応
出来るものではありません。
蟹座のキロンは、本人の意思に関係なく心の傷として
成長しやがてその存在を主張します。
しかしそれを隠している山羊座の天王星の仕事は、
他人の影響もありますから、心の傷の変化に合わせて
選択出来るわけではありません。
傷が仕事を破裂させる場合は、仕事を履行出来なくなります。
我慢して仕事をやり続ければ、心の傷自分自身の内側に
突き刺さってしまったり、それまでは柔らかい状態で
それほど痛みを感じなかったのに結石のように固くなって
激痛を引き起こすこともあるでしょう。
キロンも天王星も個人天体ではありませんから、どこかに
出口を求めます。
もし太陽とアスペクトがあれば、キロンの傷が癒し手に
成長するまでより良い仕事を求め続けるでしょう。