久しぶりの豊川稲荷東京別院です。
2021年の初詣です。
門の手前に桜の花びらのじゅうたんがありました!
キレイですね〜。
見上げると、花はほぼ散っていました。
ここで狛狐を見て、ふと思い出したことがあります。
元夫と一緒に参拝した時に……
この狛狐と、
この狛狐を見た元夫が、
目を真ん丸にして、「ハンサムやな〜」と言ったのです。
「むちゃむちゃ男前やな」とも。
そしたら、ですね!
2体ともが、ふふふ、と笑ったのです!
ええっ!
あの! ダキニ天さんの、厳しめな眷属なのに、ハンサムって言われて照れ笑いするとかありなん?
と、けっこう本気で驚きました。
コロナ対策で本堂の中には入れませんから、ここで手を合わせます。
ダキニ天さんと間近で会える奥の院にも行きましたが、こちらも……
コロナ対策で中に入ることはできませんでした。
でも、お賽銭箱のところまでは上がれます。
なので、お賽銭箱のところで、ビニール越しにご挨拶をしました。
こちらは本堂横にある「融通稲荷」です。
私はいつもスルーしています。
今回、どうして撮影したのかといいますと……。
「融通金を使ってしまいました!」という、ものすごーく悩んでいるメッセージを過去にもらったことがあるのです。
融通金というのは、豊川稲荷東京別院では、このお稲荷さんのところにしかありません。
ピカピカの10円玉が小さな黄色い袋に入れられて、お堂の手前に置かれています。(上の写真にも写っています)
私が写真を撮っている時に、若いお兄ちゃんが参拝に来て、融通金を返し、新しいものを新たにもらっていました。
このように、融通金は1年後、もしくは願掛けが叶ったら、返却するようになっています。
で、前述の読者さんは、返却すべき10円玉を間違って使ってしまった、どうしよう! と悩んでいたわけです。
ダキニ天さんに嫌われたくないです、とも書かれていました。
そのようなメッセージをもらったことがあったので、いつもはスルーですが、ご挨拶をしに行ってみたのです。
ここのお稲荷さんは、境内社みたいに独立しているのではなく、ダキニ天さんの眷属でした。
眷属ですが、ダキニ天さんの下でお仕事をしていません。
お仕事は別(融通金のお仕事)なのです。
ですから、融通金を使ってしまったことは、ダキニ天さんとはまったく関係がない、というわけです。
さらに、使ってしまっても、融通お稲荷さんは他の眷属と違って、性質がほんわかと丸〜いので大丈夫です。
怒るタイプではありません。
使ったコインの代わりに自分のコインを返却して、また、新しく授かればいいと言っていました。
融通稲荷のところには、「ひ〜え〜! 」というくらい、怖い顔をした狐像ばかりが置かれています。
狛狐もそうですが、上の写真の「お堂の中」が、見えますでしょうか?
大根の横の狐像……かなり怖いです。
でも、実際は性質の柔らかい眷属ばかりなのです。
ダキニ天さんが、優しいタイプを全部ここに集めたみたいです。
ですから、うっかり使っても、なくしてしまっても、なんの問題もありません。
自分のコインを返却して、新しく授かってくればいいだけです。
そして、この融通金はダキニ天さんとは直接関係がないので、ダキニ天さんに叱られることもありません。
不安に思っている方は心配しなくても大丈夫です。
過去の写真を見てみたら、2019年に、桜の満開時に参拝していました。
ついでなので、載せておきます〜。
人間が神様に感謝をするのは当たり前ですが、神様が人間に感謝をすることもあるという、その素晴らしいお話を書いています。
4月21日発売です。