●家長の運が落ちる、玄関が分かりづらい家。
家相に於いて、玄関は重要な場所である。
そして、霊能者の方も、
外見からみて、玄関が分かりづらい家は、
家長(家の稼ぎ頭)の運が落ちると言う。
つまり、普通はご主人が家長である場合が多いから、
ご主人の仕事運が落ちるとか、仕事がうまくいかなくなったりする。
それも、今まで上手く行っていたのに、
新しい家を建ててから、急に家運が下がるのである。
それが、玄関が分かりづらい家だ。
では、具体的に、玄関が分かりづらい家とはどんなものか、
今まで私が出会った5つの例を挙げてご説明していきましょう。
■例その1。 一階が茶室の家。
ご主人は事業に成功すると、1軒屋を新築した。
そこまでは良いのだが、
どうせ新築するなら、趣味をふんだんに盛り込んだ家を建てたいと、
彼が当時のめり込んでいた「お茶」をテーマにした家にした。
それは一階に大きな茶室を設け、
家自体の入り口も、茶室から出入りするというものである。
昔の茶室をご存知の方なら、分かると思うが、
皆さんは、下の茶室のどこから入るか分かりますか?
答えは、下の小さな出入り口から入ります。
通称、躙口(にじりぐち)と言います。
茶室の入り口(躙口)が小さく作られているのは、
武士が茶室に入る時には、刀を置いて、丸腰で入るようにしてあり、
茶室に入る時は、身分に関係が無く入るという意味があったそうで、
茶室に入る時は、躙口(にじりぐち)と言われる様に、
正座のまま少しづつ膝で前に進む様にして入る。これを「躙る」と言うので、
茶室の入り口の事を躙口(にじりぐち)と言う様になった。
入室時に頭を下げる事によって、
役職や立場などをリセットして一人の人間として茶室に入って欲しい。
という願いが込められている
また、心理学の観点からも、
小さい入り口から入る事によって、狭い茶室を大きく見せる効果が期待できる。
とは言っても、
結果から言うと、彼がこの家に住み始めてから、
彼の事業は段々と衰退し始めて、
挙句の果てには、妻や子供からもそっぽを向かれ離婚された。
好きな茶室を家に取り入れるまでは良かったのだが、
家全体の入り口を茶室にしたのは、良く無かったのである。
■例その2。 忍者屋敷。
忍者屋敷と言えば、滋賀県の甲賀流忍術屋敷や、
長野県の体験型の忍者屋敷。新宿忍者からくり屋敷(東京)
などが有名だが、
余りに忍者の事が好きで、自宅を忍者屋敷にした人がいる。
アトラクションや子供やお客が楽しめる施設なら良いのだが、
それが自宅となると、良く無い。
具体的にどこが良く無いのかと言うと、
彼は外から入る玄関が一見して分からない様に作ったのである。
つまり、家長の運が落ちる、玄関が分かりづらい家。となったのである。
外から家を見ると、一面壁だけで、どこに玄関があるのか分からない。
しかし、ある部分の壁面を押すと、玄関が現れるという家だった。
その後、彼の仕事運は傾き、家は手放す羽目となったという。
■例その3。 偽の玄関。
泥棒や不審者よけの為に、自宅に偽の玄関を作った人がいる。
壁にドアを埋め込み、外から見るとそこが玄関にしか見えない様になっているが、
実際は、そこから横に入った脇に本物の玄関があるというもの。
親しい人だけに、本物の玄関を教えていた。
ところが、この家に住んでからというもの、仕事運が落ち始めて、
生活にも段々困る様になったという。
奥さんから相談を受けた私は、
その偽の玄関の前に木を植えるなどして、
ウソの玄関を封印する様にアドバイスしました。
それからは、仕事も段々と順調に回復したそうです。
■例その4。 2つの玄関。
これはちゃんとした玄関が2つあるという家です。
玄関が2つあるので、どちらがメインの玄関か迷う家です。
これも、ある意味、家長の運が落ちる、玄関が分かりづらい家。となります。
これについては、詳しく書いた時がありますので、
詳しく知りたい方は、下記をお読みください。
●2つの玄関 https://ameblo.jp/hirosu/entry-12624270732.html
■例その5。 玄関があるのに使わない。
これは本来ちゃんとした玄関があるのに、
その玄関を使わずに、普段はベランダから出入りしていたり、
勝手口の方が玄関よりも使用頻度が圧倒的に多いという家です。
これも以前、西山茉希さんの家の見取り図で説明した事があるので、
詳しく知りたい方は、下記をお読みください。
●離婚した家に、そのまま住む https://ameblo.jp/hirosu/entry-12666215386.html
以上、玄関は夫や家主の仕事運に直結するものですから、
新しく家を建てる時は、なるべく玄関は分かりやすいものにしましょうね。
END
参考:写真は「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月19日放送)より