どないなっとんねん・12
透明「揚羽~待たせたね~
ってな、何やってるの」
揚羽「はいいえ、ちょっと説教を・・・」
絵面がヤバい
腕を組み三人を見下ろす揚羽と、その前に
正座させられている二人と伏せ状態の獣魔・・・。
もう、見た目だけで辛そうな顔になってる
透明「ううっ・・・何か気の毒な絵面だけど、
取り敢えずこのまま話をさせてもらうか・・・。」
揚羽「こいつらどうするんですか
喰いましょうか」
悪霊&小鬼&獣魔「ヒ~~~ッ」
透明「ヤメてあげて・・・
とにかく、それぞれ指定の場所へ帰すよ」
揚羽「ご主人は本当に人が良すぎますよ
こんなのなかったことにもできるのに・・・。」
まあ、黒揚羽の言っていることも分かる
本来この世の理(ことわり)では、理不尽な所業を
他者におこなえば業となり、この世でその報いを
正しい判断で与えることに関しては、お咎めはない・・・。
しかし、この者達をあるべき場所へ帰すとなれば
届ける場所によっては、送り主の徳を昇華しなければならず、
送る者はせっかく溜めた徳を失う覚悟が必要になる・・・。
透明「約束しちゃったしね」
揚羽「・・・はぁ~・・・わかりました
お手伝いします
まずは、この子鬼からにしましょう」
そう言うと、黒揚羽が裏鬼門の方角に向かって
両手をかざす
揚羽「開きます」
高位の鬼は、自分たちの住まう鬼界の門を
開くことができる
人間がこの門を開けるには、かなりの力を消耗するため、
黒揚羽が門を開いてくれるのは、本当に助かる
透明「鬼さんこちら~手の~鳴る方へ~」
私は開いた鬼界の門に向かい柏手を三回打つ
その音は、門の向こう側へと響き渡る
子鬼「ギギッ・・・あ、ありがと・・・」
音にツラレて子鬼が門へと引き寄せられてゆく・・・。
昔から子どもの遊びで使われている掛け声というのは、
それなりに呪詛としての名残を残している
何気ない掛け声も理にかなっており、
子どもの安全を守るために浸透した呪法
だったりもするから中々に面白いものだ
揚羽「そろそろトジます
これ以上は私でも、ご主人の音に
引き込まれそうなので」
透明「・・・・・。」
揚羽「ああ~~~~~~っ
今、そのまま引き込まれてしまえ
とか、考えてたでしょ~~」
透明「えっそ、そんなわけ無いだろ
な、なに疑ってるんだ~~~」
揚羽「何で、そんなに狼狽えているんですか~
図星なんじゃないですか~~~」
透明「ひ、被害妄想だろう~
私がそんな酷いこと考える訳ないだろう~」
真偽の程は・・・
そんなこんなで、ブツブツ言いながら
鬼界の門をトジる黒揚羽さんなのでした・・・。
続く・・・。
透明「揚羽~待たせたね~
ってな、何やってるの」
揚羽「はいいえ、ちょっと説教を・・・」
絵面がヤバい
腕を組み三人を見下ろす揚羽と、その前に
正座させられている二人と伏せ状態の獣魔・・・。
もう、見た目だけで辛そうな顔になってる
透明「ううっ・・・何か気の毒な絵面だけど、
取り敢えずこのまま話をさせてもらうか・・・。」
揚羽「こいつらどうするんですか
喰いましょうか」
悪霊&小鬼&獣魔「ヒ~~~ッ」
透明「ヤメてあげて・・・
とにかく、それぞれ指定の場所へ帰すよ」
揚羽「ご主人は本当に人が良すぎますよ
こんなのなかったことにもできるのに・・・。」
まあ、黒揚羽の言っていることも分かる
本来この世の理(ことわり)では、理不尽な所業を
他者におこなえば業となり、この世でその報いを
正しい判断で与えることに関しては、お咎めはない・・・。
しかし、この者達をあるべき場所へ帰すとなれば
届ける場所によっては、送り主の徳を昇華しなければならず、
送る者はせっかく溜めた徳を失う覚悟が必要になる・・・。
透明「約束しちゃったしね」
揚羽「・・・はぁ~・・・わかりました
お手伝いします
まずは、この子鬼からにしましょう」
そう言うと、黒揚羽が裏鬼門の方角に向かって
両手をかざす
揚羽「開きます」
高位の鬼は、自分たちの住まう鬼界の門を
開くことができる
人間がこの門を開けるには、かなりの力を消耗するため、
黒揚羽が門を開いてくれるのは、本当に助かる
透明「鬼さんこちら~手の~鳴る方へ~」
私は開いた鬼界の門に向かい柏手を三回打つ
その音は、門の向こう側へと響き渡る
子鬼「ギギッ・・・あ、ありがと・・・」
音にツラレて子鬼が門へと引き寄せられてゆく・・・。
昔から子どもの遊びで使われている掛け声というのは、
それなりに呪詛としての名残を残している
何気ない掛け声も理にかなっており、
子どもの安全を守るために浸透した呪法
だったりもするから中々に面白いものだ
揚羽「そろそろトジます
これ以上は私でも、ご主人の音に
引き込まれそうなので」
透明「・・・・・。」
揚羽「ああ~~~~~~っ
今、そのまま引き込まれてしまえ
とか、考えてたでしょ~~」
透明「えっそ、そんなわけ無いだろ
な、なに疑ってるんだ~~~」
揚羽「何で、そんなに狼狽えているんですか~
図星なんじゃないですか~~~」
透明「ひ、被害妄想だろう~
私がそんな酷いこと考える訳ないだろう~」
真偽の程は・・・
そんなこんなで、ブツブツ言いながら
鬼界の門をトジる黒揚羽さんなのでした・・・。
続く・・・。
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是非ごらんください
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先生は『引き込まれてしまえ〜』なんて
思って無かったと思う。
多分、きっと、おそらく、そう思いたい。
意思のあるもの皆んな死にたくはないんだなぁ
こうなると先生も率先して黒揚羽さんとのキャッキャッウフフを楽しんでいるプレイなんですねえ
和樹たん、そういう愛の機微、まだ子どもだから良くわかんないや~
『は?』
また製造しちゃった(^_^;)
こうやって使うこと
多いですね
小鬼は一番に帰れて
ホッとしてるんでしょうね
何もないのに黒揚羽ちゃんも
そんなこと思わないでしょ
先生なんか変な顔とか
してたんじゃないですか