●戻って来る言葉。
前回は、呪い(焼きもち呪い)について書きました。
呪いは、「人を呪わば穴二つ」と言われる様に、
人を呪うと、それが自分にも戻って来て、
結局お墓を呪った相手と自分の二つ掘る事になる。
と言われる様に、呪いが自分に戻って来る事があります。
実は、自分に戻って来るのは、呪いだけじゃないんです。
私達が普段使っている普通の言葉も、自分に戻って来る事がよくあるのです。
だから、気を付けましょう。
という話ではありません。
今日は、むしろ、それを利用しましょう。
というポジティブなお話です。
例えば、「バカじゃないの!」とか、
「ブス!」とか、「少し太ったんじゃないの?」とか、
普段口にする人もいるでしょう。
でも、そういう人を傷つける言葉(ネガティブな言葉)って、
自分にも戻って来る事がよくあります。
■「バカじゃないの!」と人に言った人が、
翌日、バカなミスをしてしまうとか。
■「ブス!」と言った人が、
だんだんと性格ブスになっていくとか。
■「少し太ったんじゃないの?」と言った人が、
その後、痩せようと思っても痩せられなくなるとか。
でも、
そういうネガディブナ言葉が、自分に返って来る様に、
ポジティブな言葉も同じ様に、自分に返って来るのです。
そこで、私が皆さんにお勧めしたいのは、
まず、自分が今何をしたいのか考えてみてください。
例えば、
■勉強ができる様になりたい。とか、頭が良くなりたい。と思うなら、
家族や親友・普通の知り合いでも一緒にいる時に、
「頭いいね!」とか、「賢いね。」とか沢山言ってあげましょう。
■痩せたい。(やせたい)と願うなら、
家族や親友・普通の知り合いでも一緒にいる時に、
「痩せたんじゃない。」とか、「痩せたね。」とか沢山言ってあげましょう。
■可愛くなりたい。と願うなら、
家族や親友・普通の知り合いでも一緒にいる時に、
「可愛いね。」とか、「可愛くなったね。」とか沢山言ってあげましょう。
中には、一人暮らしで、人に声をかける事が無いという人もいるでしょう。
そんな時は、テレビを見て、その登場人物に向かって独り言で良いですから、
「頭いいね。」とか「痩せてるね。」とか言いましょう。
実は、これら事、
夢を実現している人達は、自然とやっていたりするんですよ。
例えば、絵が上手くなる人は、
美術館や絵画展に沢山行って、「上手いなぁ。」「こんな風に描きたいなぁ。」
「凄いな。」「この表現が上手いなぁ。」と感動したり、思わず言葉にしているんです。
演劇を上手くなりたいという人は、多くの演劇を鑑賞し、
「あの劇凄かったね。」と友人と話したり、ラインで友人に感想を言ったりしていたりします。
これは、すぐに変わるというものではありません。
それは、小さな積み重ねですが、
少しずつ、少しずつ、貴方をなりたい自分にしていく事でしょう。
国民栄誉賞を受賞した、元メジャーリーガーの松井秀喜さんは、
今まで、一度も人の悪口を言った事がない。という。
END