何ものにも代え難い存在

ポチッと押したら恋愛運upのパワーが来るよ

知人にご両親を早くに亡くした48歳の女性がいました。彼女はこれまで「想う人には想われず、想わぬ人に想われる」といったことが度重なり、結婚を諦めていました

それがある日、新しく会社の出入り業者の担当になった男性から食事に誘われたのです。しかし、明らかに年下だとわかる彼にからかわれているのではと、断ったのですが「いつだったら都合がいいですか」と何度も誘ってくるので「一度行けば彼も気が済むだろう」と誘いを受けることにしました。

会社では何度も会っている彼ですが、待ち合わせ場所に現われた彼は、とてもステキで、一瞬見とれてしまいました彼との時間はとても楽しく、このまま時が止まってくれたら、と思うほどでした。

離れがたい気持ちが彼に通じたのか、彼は彼女を家の近くまで送ってくれました。そして別れ際、突然彼から告白されたのです。一瞬戸惑った彼女でしたが、正直に自分が15歳も年上であることを伝えました。彼は「年齢なんて関係ない年で人を好きになるわけじゃない。OKの返事をもらうまで帰らない」と言うのです。仕方なくOKの返事をすると「じゃあ来週の金曜日の夜もご飯に行こう」と突然ハグされて耳元で「約束だよ」と言われました。

彼女は彼との時間を過ごすうちに彼の若さが眩しく、だんだん惹かれていく自分を抑えるのに必死でした。彼が好きだから、幸せになってもらいたいからこそ、いずれは年相応の人と付き合うほうが良いと思っていたのです。

ある日彼から「結婚しよう」とプロポーズされました。彼女は年齢のこと、ご両親に孫を抱かせてあげることが出来ないことなど、現実を見るようにと彼を諭しました。

1週間後、彼から両親に会ってほしいと言ってきたので「これでご両親に反対されれば目が覚めるだろう」と思って承諾しました。

ご両親はとても穏やかな優しい方で、彼女の年齢を聞いても嫌な顔をすることなく、面と向かって反対することはありませんでした。

その後、彼から連絡はなく彼女は「きっと猛反対されたんだ。これで良かったんだ」と思いながらも彼への気持ちを断ち切れず、苦しんでいました。

そんな時、彼から連絡がきて会うことになりました。案の定、ご両親は反対されたようですが、彼の気持ちは変わりませんでした。ご両親の話も聞いた上で、それでもお互いがお互いを大切に思い、何ものにも代え難い存在であることをご両親に根気よく伝えたそうです。

ご両親は、息子であっても30を過ぎた大人が決めたことだからと、最後は彼の気持ちを尊重し、結婚に賛成してくれました。

その話を聞いた彼女の目から涙がこぼれました。彼の気持ちが嬉しいのはもちろんですが、ご両親に賛成していただけたことが、なにより嬉しかったそうです

その後、二人は結婚して幸せに暮らしています。私は若い時から彼女を知っていますが、今が一番輝いているように見えます。

今回、年の差婚で悩んでいる方を元気付けることができればと、知人のお話をさせていただきました。現実的に難しいことがたくさんありますが、二人の気持ちさえブレなければ、きっと幸せになれますよ