けっこうあちこちに書いてきたので、ご存知の方も多いと思いますが、神仏は「写真撮影」に関しては何も言いません。
どんなに厳しい眷属でも、怒ったりしないです。
写真を撮ることについては、まったく、なんの問題もない、というのが本当のところです。
ただ、神社やお寺が「撮影禁止」としていたら……そこで撮影すると、叱られることがあります。
それは、写真撮影を叱られるのではなく、〝ルール違反〟をしたことに対して叱られるのです。
他の人はみんな、じっと撮影を我慢しています。
そこで、自分だけよければいい、自分だけ得をしたいと、こっそり写真を撮れば、そりゃ叱られます。
けれど、写真撮影自体は問題なしですから、「撮影禁止」でなければ、バンバン撮ってもかまわないのです。
その時に「許可」は、もらうべき? と思うかもしれませんが、黙ってパシャパシャ撮っても大丈夫です。
許可はいりません。
厳しい眷属がいるお稲荷さんでも、「祝詞が先」とは言われますが、「撮影してもいいかどうか聞け」とは言われないのです。
しかし……許可を取らなければいけない、ということもあります。
でも、それも、そこまで厳格なものではなく、「お断りしといたほうがいいですよ~」程度のことです。
それは、ブログに書く、ツイッターでつぶやく、フェイスブックに載せる、インスタグラムに載せる、本に書く、などです。
このような場合は、必ず許可をもらいます。
手を合わせた時に、「SNSに載せます」とお断りしておけば、それでオーケーです。
載せるかどうかわからない、という時は、正直にそのまま言っておきます。
私も、本に書くかどうかわからないという時は、そのように言っていますし、
本なのか、ブログなのか、どっちに載せるのかわからない時も、そのように言っています。
「載せると思います」とお断りしておいて、載せなかったとしても、これも問題ありません。
SNSに載せたり、本に書くことは、その人が発信した情報で、それまで知らなかった人がその神社仏閣を知るわけです。
発信者の載せ方によって(文章や写真のアングルなど)、読んだ人の印象が変わります。
そういうことを、黙って勝手にするのは……いいこととは言えないのです。
礼儀として、ひとことでいいので、お知らせしておきます。
今まで、神仏に黙ってSNSにアップしていたという方は、これからは、事前にお断りすれば大丈夫です。
今までは悪気なくやっていたことですから、神仏も怒ってはいません。
黙ってSNSに載せることは、叱られるほどのことではありませんが、
礼儀として、ひとこと、お断りは入れておいたほうがいいですよ~、というお話です。
11月8日発売です。