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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第31回 大釜 [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2019年4月に発売した
「太陽と月の魔女カードwithフェニックス&ドラゴン」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをご紹介しましょう。

sun12大釜・逆.jpg


第31回目は太陽カードから、12大釜。

魔女たちは、どうやって魔女になったのでしょうか。
悪魔の手先である老練老獪な魔女がいて、
これという人物をスカウトするのだそうです。
魔女にならないかと口説かれ、
ある晩、真夜中の2、3時間前に
その両手、こめかみ、乳房、陰部、そして踵に
黒くて嫌な臭いのする液体を塗りつけられます。
こうやって魔女の集会(サバト)に連れていかれ,

魔女になるのだとか。

さて、この黒くて嫌な臭いのする液体は、魔女の軟膏です。
空を飛ぶなどという不可能を可能にしてしまう軟膏です。
そして、この軟膏を作るのが大釜。

大釜に入っている軟膏の成分は、というと
未洗礼の子供の遺灰、
処刑されて埋葬されたばかりの罪人の死体から取った脂肪、
骨、へび、さまざまな爬虫類、
ドクムギ、ヒヨス、ドクニンジン、赤と黒のケシ、レタス、スベリヒユ…。

こんなことを書かれた文献もあります。
人間の脂肪…100グラム
高純度のハシシ…5グラム
麻の花…片手に半分
ケシの花…片手に半分
ヘレボルスの粉末…ひとつまみ
挽いたひまわりの種…ひとつまみ

しかし伝統的には2種類の成分が基本となっているようです。
すなわち、未洗礼の子供の脂肪、そしてトリカブト。

これが真実か否かは、お読みになれば明らかですよね。
いずれにしても、こういった材料を大きな釜に入れてぐつぐつと煮込み、
魔女たちは不思議な軟膏を作ったのだと伝えられているのです。


参考:フェルナンド・ヒメネス・デル・オソ「世界魔女百科」原書房

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