占い師・真木あかりのブログ

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『真木あかりの超実践 星占い入門』おまけ情報:こんな感じで執筆しています2023

『真木あかりの超実践 星占い入門』(主婦の友社)、おかげさまでたくさんの方にお手にとっていただきありがとうございます。この本は、運勢を読んだり書いたりできるようになる……ということで、私の「今月の運勢」「今週の運勢」の書き方をご紹介しているのですが、舞台裏として物理的な執筆体制もご紹介してみます。

まず冒頭の画像、こんなフォーメーションでやっております。ご覧くださいこの真剣な横顔……ってもちろん被写体は私ではありませんし、こんな真っ暗な部屋で書いているわけではないし、何より机上はこんなに片付いていないのですが、なにぶん仕事部屋が坂口安吾状態なのでイメージ画像ということでご勘弁ください。

 

いらないと思いますが参考画像

 

この画像(人間は他人)のような感じで、MacBook Pro+4Kモニタ+外付けキーボードに、iPadPro(12.9インチ)を脇に置いて書いています。2年ほど前まではノートPCのみのシンプルスタイルを貫いていたのですが、私の北斗百裂拳によりMacBook Airを立て続けにあの世送りにしてしまい、このままでは破産すると思って外付けキーボード体制にしました。以降、仕事部屋からほとんど出ない生活が始まりました。

 

いらないと思いますが参考画像

 

iPadに表示しているのは、西洋占星術の場合はこのようなものです。これはGoodNotesというノートアプリで、買ってよかった!と思うアプリのひとつ。このアプリでは、基本的にノートは1ページ1画面なのですが、iPadのスプリットビューという機能を使ってGoodNotes2画面を横に並べています。これによって見開きのノートのように使うことができます。

左が1ヵ月のホロスコープ。「ぐるぐる占星天文暦 2018年~2030年」という本をスキャンして読み込み、下にはAstro Goldで満月・新月ホロスコープを出して貼っています。また、それぞれの星は月が黄色、金星がピンク、水星がサックスブルー……という感じで色分けをして動きをマークしています。これは1ヵ月版。星は移動するので、日運や週運ではその期間のみの動きをマークします。星座ごとに、それぞれのサインを1ハウスとして読んでいきます。

右は1ヵ月の星の動きを記したノートです。ホロスコープだとどうしても時系列がぱっと把握できず見落とし・見誤りが生じるので、通常のカレンダーのように一覧で書いています。GoodNotesで私が最も気に入っているのはココ。方眼や横罫などプリセットされているフォーマットのひとつに、カレンダーがあるのです。まず土日をマークし、31日がない場合は黒で塗りつぶし、星が動く日と時間を書き込んでいきます。逆行があれば右にマーカーでその期間をぬりつぶします。色は左画面のホロスコープと揃えています。この時期は水星逆行しかないのでサックスブルーのみ。5星逆行となる季節はなかなか幅広くなり、ちょっと邪魔です笑

ピンクでマークしたものはチェックしておきたい主要アスペクト。「Stargazer占星暦」から転記しています。貼ってあるホロスコープは満月・新月のものです。ホロスコープ側に貼ったものと同じですが、スプリットビューにせず単体で見ることもあるためこうしています。視線移動も少なくて済むので、目の負担も減らせます。ほか、注目している天体イベントや、執筆のための着想なども書き込むことがあります。

 

このノートは8月に、翌年1年分を作ります。9月くらいから年運執筆がスタートするからですが、トランスサタニアンの動きは数年先まで紙のノートでメモしています。

 

この体制にしたのは2年ほど前のことで、それまでは執筆する期間ごとにホロスコープを手書きしていました。さすがに毎日は書きませんでしたが、毎週/毎月といった感じで、円を描いて12分割し……とやっていました。描いているうちに星の動きも覚えるので悪くないのですが、なにぶん週運にしても月曜始まり・水曜始まり・日曜始まりの運勢があり、月運も1日始まり・15日始まり・23日始まりと膨大です。星の動きが少ないときは同じようなものを描くことになるし、連載の増加にともない負担が大きくなってきました。

紙に書くことが好きでしたし、執筆したものを記録に残せるというメリットもありました。ただ、結果的にiPad+GoodNotesにして良かったと思っています。時間的・スペース的に大幅にミニマル化できるのはもちろんですが、転記ミスも減らせるからです。占いをする上で正確性は大前提ですから、少しでもミスを減らす方策があるなら採用するほうを選びます。

 

ベースとなるのはこの3冊。

特に「ぐるぐる占星天文暦」は月の動きまで1枚でわかるので、私にとってはベストでした。ほか、石井ゆかりさんの星ダイアリー2023 (一般書籍)も、月ごとのホロスコープが読めます。月の動きはダイアリーの方に記されています。「ぐるぐる占星天文暦」ではムーンボイドがわからないのですが、星ダイアリーではムーンボイドの記載もあります。

www.tradersshop.com

『真木あかりの超実践 星占い入門』は、巻末に暦がついています。これでザックリとは読めるのですが、がっつり読み込みたい、プロを目指したいということであれば上記3冊は必須かなと思います。

なお、アプリではAstro Goldがベストかと思います。なかなかお高めではありますが、名だたる先生方がみなさんお使いのことからもわかるように、機能が素晴らしい。時間、日、月、年単位でぐりぐり動かせるのがいいなと感じています。英語はがんばろう笑

 

とはいえ、専門書はお値段がなかなかになかなかです(いろいろな方向に気を遣った表現)。使っていると、むしろ「こんなにすごいものを、こんなにお手頃に出してくれてありがとう」と思えてくるのは確実で、頭が下がる思いです。ただ「まずは手軽に始めたい」という方もいらっしゃるでしょう。その際は、MyAstroChartなどは無料で、とても使いやすいサイトだと感じています。ありがたいことです。「シングルチャート」は今の星の動きがわかります。「現在時刻」で一発表示されるのも便利です。「これからの動き」は向こう30日、30週、30ヵ月という単位で星の動きが表示されるので、未来予想のイメージをざっくりとイメージする助けになります。

 

 

最後になりましたが、『真木あかりの超実践 星占い入門』、本当にたくさんの方にお手にとっていただき、感激しております。わかりやすい、かわいい、内容が充実しているといったお声ばかりでなく、「紙がいい」「においもいい」などとプロダクトとしても愛されすぎていて、お母さんもう涙が出ちゃう(お母さんなのか)。嬉しさのあまりつい茶化してしまいましたが、予約してくださった皆様、店頭に足を運んでくださった皆様、ネットでポチィとしてくださった皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。